採用代行(RPO)は、採用業務の効率化と採用コストの抑制が期待できるサービスです。
当記事では、採用代行の概要から依頼できる業務内容、さらに料金体系・雇用形態・業務範囲別の費用相場やおすすめの会社まで徹底解説しています。
採用活動は長期間にわたるケースがあり、業務負担や採用コストの増大を防ぐには採用業務の効率化が必要です。企業の採用活動を支援し、採用業務の効率化が期待できるサービスとして、採用代行(RPO)が注目を集めています。
採用代行の利用を検討していて「採用代行の費用相場はいくらくらいか」が気になる経営者や採用担当者の方も多いでしょう。
そこで今回は、採用代行の概要や依頼できる業務内容、さらに費用相場やおすすめの採用代行サービス135社の特徴と費用を詳しく紹介します。
採用代行とは、企業の人材採用にかかわる業務の一部もしくは全部を外部企業に委託できるサービスです。Recruitment Process Outsourcing(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)の頭字語から「RPO」とも呼ばれます。
人材採用は、企業が働き手を確保するうえで欠かせない業務であるものの、採用担当者にかかる負担が大きいことが問題です。希望する人材が確保できなかったり、採用した人材がすぐ離職したりするようなケースでは、採用コストが高くなる懸念もあるでしょう。
採用代行を利用すれば、企業の課題となりやすい採用活動のプロセスを専門会社がサポートしてくれます。採用代行会社は採用活動のノウハウを持っているため、企業が求める人材の効率的な採用を期待できます。
採用代行が注目されている背景としては、下記の3つの理由が挙げられます。
近年は少子高齢化による人材不足が深刻化しており、採用活動も難易度が上がっています。
帝国データバンクが全国2万7,000社超を対象に行った調査によると、2024年10月時点で人手不足が発生している企業の割合は下記の通りとなっていました。
正社員の人手不足 |
51.7% |
非正社員の人手不足 |
29.5% |
(出典:株式会社 帝国データバンク[TDB]「人手不足に対する企業の動向調査(2024年10月)」/
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20241113-laborshortage202410/ )
特に正社員の人材不足が顕著であり、人材採用が難しくなっていることが分かります。
また、人材不足は採用担当者自体にも発生していて、採用に関する知識やノウハウを持つ人材の確保が難しくなっています。
採用活動の難化や採用チャネルの多様化に伴い、人材を求める企業各社はさまざまな採用手法を採り入れる必要性が増しています。人材に企業側からアプローチする「ダイレクトリクルーティング」や、SNSを活用する「SNS採用」などが近年増えている採用手法の例です。
採用手法が多様化すると多くの応募者を確保しやすくなるものの、採用活動の時間や工数が増えて、採用担当者の業務負担が増加します。結果として、自社のみで採用活動をするにはリソース不足になる企業が増えている状況です。
売り手有利になっている求人市場では応募者が集まりにくく、採用選考を終えて内定を出しても人材が入社してくれるとは限りません。より良い職場を求める人材が多くなっていて、採用活動の長期化によるコスト負担が増加しやすくなっています。
採用コストを適切な金額に抑えるには、採用活動をスムーズに進めることが重要です。
採用代行は人材採用の業務に精通しており、企業の業務負担や採用コストの抑制につながるサービスとして注目を集めています。
採用代行を利用すると、採用活動のコストや採用担当者にかかる負担が大きい業務を依頼できます。採用活動に課題を抱えている企業の方は、採用代行に依頼できる業務内容を把握しておくとよいでしょう。
そこで次に、採用代行に依頼できる主な業務内容を5つ紹介します。
採用活動を実施するには、最初に採用計画の立案を行います。採用計画とは、自社の採用活動で達成するべき目標を盛り込んだ計画のことです。
採用計画の立案では、下記のような内容について検討します。
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採用計画は採用活動全体の方向性を決定づけるため、緻密に組み立てる必要があります。自社に採用活動や情報収集、採用プロセスの進捗や成果を評価するノウハウがない場合は、採用代行会社と相談しながら立案したほうがよいでしょう。
母集団形成は、策定した採用計画にもとづいて求職者への情報発信と募集を行い、応募者を獲得する業務です。主に下記の業務を行います。
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母集団が大きくなるほど採用ターゲットに合致する応募者を獲得しやすくなるものの、採用担当者の負担が大きくなる問題もあります。
採用代行会社に母集団形成を依頼すれば、採用担当者の負担を軽減しつつ、量と質を両立した母集団を作ることが可能です。
候補者対応は、求人応募の受付や応募者とのメッセージのやり取りなどを行う業務です。応募者とのコミュニケーションを取りつつ書類選考を進め、自社のイメージを損なわないように注意する必要もあります。
候補者対応の主な業務内容は下記の通りです。
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候補者対応は応募者とのやり取りが多く、応募者が多く集まった場合には採用担当者の負担が重くなりやすい業務です。
しかし、応募書類の管理やスクリーニングのようにマニュアル通りに行えばよい単純作業が多いため、採用代行に依頼しやすいと言えます。
面接・選考は、スクリーニングを通過した候補者への面接や最終選考を行う業務です。候補者の人柄や能力、仕事への熱意などを見定めるために、面接の内容などを明確に決める必要があります。
面接・選考は社内で進めるものという考え方が一般的であるものの、採用代行に依頼することも可能です。
採用代行の担当者は面接や選考に関する知識・ノウハウを有しており、採用基準を事前に設定することで、採用後のミスマッチが少ない人材を選定できます。
内定者フォローは、面接・選考を通過した内定者に対して入社までのサポートを行う業務です。下記のような業務を行って、内定者との適切なコミュニケーションを維持します。
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内定者フォローは、内定者が感じやすい入社前の不安や疑問を解消するとともに、内定辞退を防止することが目的です。
採用代行は内定者フォローにも対応しているサービスが多く、入社前研修や社員交流会のセッティングも依頼できます。
採用代行の料金体系は「月額固定型」「従量課金型」「成果報酬型」の3つに分けられます。料金体系によって依頼費用は大きく異なるため、採用代行の利用を検討している方は料金体系の違いを把握しましょう。
ここからは、採用代行における3つの料金体系について、それぞれの概要と費用相場を説明します。
月額固定型は、依頼できる業務内容が決められたパッケージプランが組まれていて、月ごとに一定額の料金が発生する料金体系です。毎月の料金が固定されているため支払いスケジュールを組みやすく、採用代行の利用でかかる費用を確実に予算内に収められます。
利用期間と費用が連動していることにより、採用活動の進捗に応じてプラン内容を変更したり、オプションを追加したりがしやすい点も特徴です。計画修正を含めつつ、採用代行を利用したい企業にも月額固定型は適しています。
月額固定型の費用相場は、月額10万~100万円です。基本的に、依頼できる業務内容が多いプランほど月額費用は高くなり、オプションを利用する場合は別途費用も発生します。
従量課金型は、業務代行に依頼した業務量に応じて料金が発生する料金体系です。業務量が少ない場合は費用が安くなり、反対に大量の業務を依頼した場合は費用が高くなります。
従量課金型の業務代行では必要な業務のみを依頼できるため、余分なコストの発生を防ぎやすい点が特徴です。
例として、候補者対応で「応募書類の受付」「応募書類のスクリーニング」のみを依頼して、残りの業務は自社で行うという使い分けができます。負担が大きい業務のみを依頼したい企業におすすめです。
従量課金型は業務ごとに料金が細かく設定されているため、費用相場は依頼する業務によって異なります。例を挙げると求人媒体の管理が5~10万円、面接実施は1回あたり8,000~15,000円が相場です。
成果報酬型は、応募者獲得・面接実施・採用決定といった成果が得られた場合に費用が発生する料金体系です。成果が得られなかった場合は費用が発生しないため、無駄なコストを抑えたい企業に向いています。
また、成果報酬型は成果と費用が連動していることにより、採用代行で確実な成果を得たいときに適した方法です。成果をきちんと設定することで、候補者の数や内定者の質にこだわった採用活動を行えます。
成果報酬型はどのような成果を目標とするかで発生する料金が変わるため、明確な費用相場はありません。一般的には、企業と採用者の間で合意した年収の一定割合を料金とするケースが多いとされています。
採用代行の費用は採用者の雇用形態によっても異なります。採用代行に依頼する前に、採用したい雇用形態での利用が予算内で収まるかを調べることが大切です。
以下では「新卒採用」「中途採用」「パート・アルバイト採用」の3つに分けて、雇用形態別の費用相場を解説します。
新卒採用では、応募者の熱意や学生時代の経験、業界・企業研究などをもとに候補者選定を行います。新卒は毎年まとまった人数が供給されるものの、新卒の志望先は大手企業に集まりやすく、中小企業は母集団形成や内定承諾の獲得が難しいことが課題です。
採用代行に新卒採用を依頼した場合の費用相場は、月額5万~70万円です。形成する母集団の質向上や採用市場における知名度向上、内定者フォローに工数が多くかかる場合、費用が高くなると考えられます。
中途採用では応募者の業界経験やスキル、取得資格などから候補者を選定します。中途人材は供給が不規則であるため新卒採用よりも母集団形成が難しく、採用ターゲットに合致する人材も見つけにくいことが課題です。
中途採用の費用相場は、月額10万~80万円です。特に専門的な技術が求められる職種や、幹部候補・上級職といったハイレイヤー人材を求める場合は費用が高くなります。
パート・アルバイト採用では求人情報の条件を応募者が満たしているかを重視するため、求人情報の作り方が重要です。求人情報が埋もれないように、広く人材にアプローチできる求人媒体を選ぶ必要があります。
パート・アルバイト採用の費用相場は、月額1万~30万円です。新卒採用や中途採用と比較すると求人の条件が緩く、費用を安く抑えられる傾向があります。
採用代行に対して採用活動のどの業務を依頼するかも、費用相場に影響するポイントです。
採用代行に依頼する業務範囲を「ノンコア業務のみ」「ノンコア業務+コア業務」の2パターンに分けて、それぞれの費用相場や、代表的な業務ごとの費用相場を紹介します。
採用活動におけるノンコア業務とは、人材採用に大きく影響しない副次的な業務のことです。たとえば応募書類の受付・管理や面接スケジュールの調整などがノンコア業務に含まれます。
採用代行にノンコア業務のみを依頼した場合の費用相場は、月額5万~70万円です。依頼内容や稼働時間数によって費用は変動するため、まずは一度事業者に問い合わせて具体的な見積もりを確認することが大切です。
代表的なノンコア業務の費用相場は下記のようになっています。
DM・スカウトメールの配信 |
月額3万円~ |
応募者対応 |
月額2万円~ |
マニュアルを用いた連絡対応 |
月額5万円~ |
面接スケジュールの調整 |
月額5万円~ |
採用活動におけるコア業務は、採用計画の立案や面接業務といった人材採用に大きな影響がある業務のことです。
採用代行にノンコア業務とコア業務をまとめて依頼した場合は、月額15万~100万円が費用相場です。コア業務は採用に関するノウハウを求められるケースが多く、費用も高くなります。
代表的なコア業務の費用相場は下記の通りです。
採用戦略の立案 |
1回あたり10万円~ |
採用管理システムの運用 |
月額10万円~ |
面接業務 |
月額30万円~ |
内定者フォロー |
月額3万円~ |
採用代行を利用することにはメリットもあればデメリットもあります。自社の採用活動に課題を感じている企業は、採用代行のメリット・デメリットを比較した上で、依頼するかどうかを決めるとよいでしょう。
以下では採用代行を依頼する3つのメリットを紹介します。
採用活動にはさまざまな業務があり、採用担当者には大きな業務負担がのしかかります。ノンコア業務を中心に採用代行を依頼すれば、業務負担の軽減によって採用担当者がコア業務に専念することが可能です。
コア業務は人材採用に直接関わる業務であるため、採用担当者がコア業務に専念できると内定者の数と質の向上が期待できます。
また、業務負担が軽減されることで採用担当の希望者が増えて、次回以降の採用活動がスムーズに進めやすくもなるでしょう。
採用代行を依頼することで、採用コストの削減につながる効果が期待できます。採用活動を自社で行う場合にかかる広告費や人件費といった費用は、採用代行に依頼したほうが最適化されるケースが多いためです。
さらに、採用代行は採用活動を成功させるコツやポイントを熟知しているため、利用後は安定した成果を見込めます。採用代行を利用すると料金が発生するものの、採用活動の目的をスピーディーに達成できれば、結果的に発生する採用コストを少なく抑えられます。
採用代行は採用活動のプロフェッショナルであり、採用戦略の質を高められる点もメリットです。企業が抱える採用課題を分析し、効果的な採用手法を提案してくれるため、優秀な人材の確保が期待できます。
また、採用活動を成功させるには優秀な人材を確保するだけでなく、安定して入社させる内定者フォローが欠かせません。採用代行は内定者フォローに力を入れているところが多く、定期的な連絡やイベント実施によって内定者の入社意欲を上げて、内定辞退を防いでくれます。
採用代行を依頼するデメリットには、採用代行会社との調整業務が発生することや、採用ノウハウの蓄積ができないことが挙げられます。採用ミスマッチの発生リスクがある点にも注意してください。
次に、採用代行を依頼するときに注意したい3つのデメリットを紹介します。
採用代行を依頼すると、採用代行会社と採用活動の目的を共有したり、過去の採用実績や現在の採用フローを伝えたりする業務が発生します。特に依頼直後はさまざまな打ち合わせが発生するため、調整業務の負担が大きい点がデメリットです。
自社と採用代行会社の認識の齟齬を無くすためには、調整業務が欠かせません。採用代行会社の選定や見積もり時に担当者とのコミュニケーションが取りやすいかを確認して、できるだけ調整業務の負担が少ない会社を選びましょう。
採用代行で依頼した業務は自社が行わなくてよい反面、採用ノウハウが社内に蓄積されにくくなります。実施した採用手法と得られた成果の情報収集がしにくく、どのように採用活動を改善すればよいかが分析できないためです。
今は採用代行を利用するものの、将来的には採用活動を自社のみで完結させたい場合に、採用ノウハウが蓄積されにくいことは大きなデメリットとなるでしょう。
ただし、採用代行会社と採用手法や成果の情報を共有すれば、採用代行を利用しながら採用ノウハウを社内に蓄積できます。採用ノウハウを獲得したい方は、利用中の情報共有がしやすい採用代行会社を選ぶことがおすすめです。
採用代行の利用で特に注意したいデメリットが、認識齟齬による採用ミスマッチの発生です。自社が設定した採用活動の目的や採用ターゲットと、採用代行会社の認識との間に齟齬があると、求める人材を獲得できません。
採用ミスマッチの発生リスクを低減するには、採用代行会社との情報共有を緊密に行いましょう。依頼直後の打ち合わせはもちろん、母集団形成や面接・選考といった候補者選びに関わるフェーズでは必ず進捗の確認を行えば、認識齟齬の発生を防げます。
採用代行サービスを選ぶときは、利用料金だけに着目するのではなく、サービスに関わるその他ポイントもしっかり押さえた上で比較検討することが大切です。
以下では、採用代行サービスを選ぶときのポイントを4つ挙げて、どのようなサービスを選ぶとよいかを解説します。
採用代行サービスは広範な採用活動をサポートしているものの、依頼したい業務内容や採用ターゲットは企業ごとに異なります。自社に合う採用代行会社を見つけられるように、採用代行を利用する目的を明確にしておきましょう。
たとえば候補者対応に時間がかかっている場合には、「候補者対応の業務負担を軽減できるサービス」を目的とします。後は候補者対応業務を得意とする採用代行会社を選定して、納得できれば依頼しましょう。
目的を明確にしておくことにより、採用活動終了後に目的の達成度を評価しやすくなるというメリットもあります。
採用代行サービスによっては特定の業務に対応していなかったり、委託できる業務内容がセットプランで固定されていたりするケースがあります。どのような業務を依頼したいかを明確にして、委託する業務範囲と自社で行う業務範囲を区別しておきましょう。
業務範囲を区別しておくと、採用代行会社に依頼した業務を自社でも行ってしまうミスを防げます。委託した業務の進捗も確認しやすくなり、採用活動の業務プロセスを円滑に進めることが可能です。
採用代行会社は採用活動の専門家であるものの、サービスの利用者数や実際に提供できるサービスの質は会社ごとに差があります。採用代行のノウハウや顧客満足度が高い会社を選ぶために、採用代行サービスの実績を確認しましょう。
採用代行サービスの実績は、採用代行会社のホームページに記載されています。SNSで口コミなどをチェックすることもおすすめです。業種や事業規模が近い企業での導入実績が豊富にあれば、自社の採用活動にも導入しやすいと考えられます。
採用代行サービスにはさまざまな採用業務を委託するため、十分なサポート体制が整っているかを確認しましょう。
たとえば多数の採用業務を代行してもらうには、採用代行会社に十分な人員が必要です。対応スタッフの人数や雇用形態を確認し、面接業務などの専門性が高い業務を委託する場合は担当者のスキルもチェックします。
ほかにも、個人情報や企業のデータを保全できる情報セキュリティ対策や、情報共有に欠かせない定例ミーティングの実施頻度なども確認するとよいでしょう。
自社が委託する採用業務に対応できるサポート体制が整っていれば、採用代行の依頼によって高い成果を出すことが期待できます。
最後に、採用代行サービスのおすすめ13社を紹介します。
サービス名 |
特徴 |
費用 |
StepBase 採用 |
マニュアルや業務手順書を準備せずに利用できる 人材サービス大手であるパーソルグループの豊富なノウハウがある |
114,000円~/月 |
まるごと人事 |
510社以上の採用支援実績を誇る |
450,000円/月 |
まるごと人事ライト |
スモールスタートが可能で地方採用に強みをもつ |
250,000円/月 |
即戦力RPO |
エンジニアやハイクラス人材の採用に強く330社の導入実績を誇る |
300,000円~/月 |
人事ライト |
面接や面談などのフロント業務に強く770社以上の導入実績を誇る |
200,000円~/月 |
採用アウトソーシング |
大量の採用業務に対応でき19,000社以上の支援実績を誇る |
30,000円~/月 |
i-recruiting |
採用活動に伴走するサービスでリピート率が高い |
105,000円~/月 |
採用支援 |
12,000社以上の採用支援実績を誇る |
550,000円~ |
採用代行(RPO)・ 採用アウトソーシング |
企業の要望に合ったオーダーメイド型のプランを提供している |
70,000円~/月 |
採用代行サービス |
柔軟なサービスの提供に強みをもち年間1万社以上の採用支援実績を誇る |
要問い合わせ |
採用代行・ 採用コンサルティング |
幅広い業種、職種での採用支援実績を有している |
要問い合わせ |
core scout |
エンジニア人材の内定率アップに向けた施策に強みをもつ |
330,000円~/月 |
PRO SCOUT |
企業の要望に応えられる柔軟な対応力に強みをもつ |
100,000円~/月 |
※2025年4月時点
上記の表で挙げた採用代行サービス13社について、各サービスの特徴と費用を詳しく解説します。
「StepBase(ステップベース) 採用」は、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社が運営する業務代行サービスです。採用業務をはじめとして、経理・労務・総務・秘書・制作など幅広い領域の業務代行を提供しています。総合人材サービス大手のパーソルグループ提供により、採用ノウハウが豊富で安心です。
【StepBase 採用の特徴】
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StepBase 採用は採用業務フローを4,000以上保有しているため、すぐに採用業務を代行してもらえます。企業側でマニュアル・業務手順書を準備する必要がなく、最短で申込書送付の翌日からサービスを利用可能です。
さらに、業務代行のためにStepBase 採用が作成した業務手順やノウハウは、企業側にそのまま提供してもらえます。採用業務のプロが作成した業務手順を活用して、採用活動の内製化を実現できるでしょう。
【StepBase 採用の費用】
1か月プラン |
45,000円/月(10時間) |
3か月プラン |
44,000円/月(10時間) |
6か月プラン |
41,000円/月(10時間) |
12か月プラン |
39,000円/月(10時間) |
StepBaseは基本プランとして、3つのプランが用意されています。なお、契約可能な実働時間は月10時間~です。1か月のショートプランや、顧客の希望に合わせたカスタムプランの提案も可能となっています。
【公式サイト】
https://www.persol-bd.co.jp/service/bpo/stepbase/recruitment.html
「まるごと人事」は、マルゴト株式会社が運営するベンチャー・成長企業向けの採用代行サービスです。
【まるごと人事の特徴】
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まるごと人事は採用支援実績が豊富で、利用企業の契約継続率も高くなっています。採用代行サービスのクオリティが高く、安定した成果を期待できるサービスと言えるでしょう。
また、採用計画の立案から採用後の振り返り・改善まで、幅広い業務を代行できる点も特徴です。採用業務の大部分を任せられるため、採用活動のノウハウがないベンチャー企業や、採用にリソースを大きく割けない成長企業に適しています。
【まるごと人事の費用(税別)】
初期費用 |
100,000円 |
月額 |
450,000円/月 |
まるごと人事の料金体系は月額固定制となっています。契約期間は最短1か月からと、柔軟なサービス利用が可能です。
【公式サイト】
https://marugotoinc.jp/
「まるごと人事ライト」は、マルゴト株式会社が運営する採用代行サービスです。同じくマルゴト株式会社が運営する「まるごと人事」と比べて地方採用に強みがあり、費用も安く抑えられています。
【まるごと人事ライトの特徴】
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まるごと人事ライトでは、さまざまな業界の採用に携わったスタッフが全国各地に在籍しています。地域の求人媒体を活用するほかに、地方の特性や市場動向も考慮した採用戦略を提案してくれるため、地方採用に強みがあることが特徴です。
無料媒体の運用についてもノウハウを持っていて、コストを抑えた採用活動にも対応できます。
【まるごと人事ライトの費用(税別)】
初期費用 |
100,000円 |
月額 |
250,000円/月 |
まるごと人事ライトも料金体系は月額固定制で、月額費用は「まるごと人事」よりも安い金額です。なお、上限稼働時間は週10時間となっているため、スモールスタートで採用代行を利用したい場合に向いています。
【公式サイト】
https://marugotoinc.jp/lite/
「即戦力RPO」は、株式会社ミギナナメウエが運営する採用支援サービスです。採用代行のほかに、採用コンサルティングや採用広報支援といったサービスも提供しています。
【即戦力RPOの特徴】
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即戦力RPOは導入企業数330社の実績があり、顧客満足度も94%と高いサービスです。20万件以上のデータをもとに確立したノウハウを活用し、面接を除く採用業務を総合的にサポートしてくれます。
ITエンジニアやCxOなどのハイクラス人材の採用に強いことも即戦力RPOの特徴です。専門性を持った担当者が採用業務を代行してくれるため、難しい採用活動も成果を出しやすくなっています。
【即戦力RPOの費用】
月額 |
300,000円~ |
即戦力RPOの利用にかかる費用は、月額30万円からとなっています。また、契約期間は基本3か月~であるものの、お試し期間での導入が利用できる場合もあります。
【公式サイト】
https://saiyo.migi-nanameue.co.jp/ |
「人事ライト」は、株式会社アールナインが運営する月額固定型の採用代行サービスです。運営歴が15年と長く、豊富な導入実績があります。
【 人事ライトの特徴】
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人事ライトでは、プロジェクト責任者・戦略担当・実務担当からなる採用代行チームが、企業の採用活動を総合的にサポートしてくれます。最終面接以外の採用業務に対応可能で、特に面接・面談・エージェント対応に強みがあることが特徴です。
契約期間は最短1か月~で、お試しでの導入もしやすくなっています。
【人事ライトの費用】
初期費用 |
50,000円 |
ミニマムプラン |
200,000円/月 |
ライトプラン |
400,000円/月 |
ベーシックプラン |
600,000円/月 |
人事ライトは、「ミニマムプラン」「ライトプラン」「ベーシックプラン」の3種類のプランが用意されており、いずれも初期費用は5万円となっています。
【公式サイト】
https://r09.jp/jinji-light-lp/
株式会社キャリアマートは、新卒採用・中途採用の支援サービスを事業としている会社です。採用支援サービスの一つに「採用アウトソーシング」があり、比較的リーズナブルな費用で採用代行を提供しています。
【採用アウトソーシングの特徴】
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採用アウトソーシングは支援実績が豊富で、月額費用も安価に設定されていることが魅力です。業界内でいち早くRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入していて、大量の採用業務にも安定的にアウトソーシングを提供できます。
【採用アウトソーシングの費用】
スカウト配信代行 |
50円~/通 |
ATS(採用管理システム)初期設定 |
50,000円~/回 |
ATSデータ連携 |
10,000円~/月 |
ミニマムプラン |
30,000円/月 |
スタンダードプラン |
100,000円~/月 |
カスタマイズプラン |
要見積もり |
株式会社キャリアマートの採用アウトソーシングは、上記のように業務・プランごとに料金体系が組まれています。なお、新規利用は初期費用が0円であるものの、2回目以降は初期費用が発生すると考えられます。
【公式サイト】
https://www.careermart.co.jp/lp/outsourcing/ |
ESSTNER株式会社の「i-recruiting」は、採用業務全般のサポートを担う採用代行サービスです。
【 i-recruitingの特徴】
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i-recruitingは採用活動を伴走する採用パートナーとしてのサービスを提供していて、リピート率が高いことが特徴です。
また、料金は月々の稼働時間で決められていて、依頼内容によって料金が変動しない明朗会計です。返金保証も付いていて、顧客満足度の高さへの自信が伺えます。
【 i-recruitingの費用(税別)】
ライトプラン(3か月契約) |
135,000円/月 |
ベーシックプラン(6か月契約) |
120,000円/月 |
プレミアムプラン(12か月契約) |
105,000円/月 |
カスタマイズプラン |
要見積もり |
i-recruitingでは、「ライトプラン」「ベーシックプラン」「プレミアムプラン」「カスタマイズプラン」の4つのプランを用意しており、カスタマイズプランは依頼業務に応じて料金が変動します。
【公式サイト】
https://i-recruit.jp/ |
株式会社カケハシ スカイソリューションズは、採用代行や採用コンサルティングなどを含む「採用支援」サービスを提供しています。
【採用支援の特徴】
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株式会社カケハシ スカイソリューションズは採用コンサルティングを20年以上提供していて、採用支援は12,000社以上の実績があります。新卒採用・中途採用はもちろん、外国人採用支援や採用ツール制作にも対応可能で、幅広いサポート提案をしてくれる点が魅力です。
【採用支援の費用】
新卒採用/オファー送信(500通) |
110,000円~ |
中途採用代行 |
55,000円~ |
採用動画制作 |
1,100,000円~ |
採用サイト制作 |
2,200,000円~ |
株式会社カケハシ スカイソリューションズの採用支援では月額プランが提供されておらず、依頼したい業務ごとに料金が発生する形式となっています。
【公式サイト】
https://www.kakehashi-skysol.co.jp/service/support/
株式会社ONEは、採用代行サービスとして「採用代行(RPO)・採用アウトソーシング」を提供しています。
【採用代行(RPO)・採用アウトソーシングの特徴】
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採用代行(RPO)・採用アウトソーシングは中途採用、新卒採用、アルバイト・パート採用などさまざまな雇用形態・採用形態に対応しています。求人広告代理店やWeb制作会社などと協業することにより、幅広い提案ができることも特徴です。
また、オーダーメイド型のプランも用意されており、企業が必要とする業務だけを依頼できます。
【採用代行(RPO)・採用アウトソーシングの費用(税別)】
中途採用パッケージ(1) |
70,000円~/月 |
中途採用パッケージ(2) |
90,000円~/月 |
新卒採用パッケージ |
180,000円~/月 |
オーダーメイド |
要見積もり |
採用代行(RPO)・採用アウトソーシングの費用は上記の通りです。なお、各プランは月額費用のほかに、求人広告掲載料金も発生する点に注意してください。
【公式サイト】
https://one-group.jp/humanresource/outsource/index.html |
株式会社ネオキャリアは、採用活動をワンストップでサポートする「採用代行サービス」を提供しています。
【採用代行サービスの特徴】
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ネオキャリアグループは年間1万社以上の採用支援実績があり、企業の採用課題に多様なソリューションを提供できます。採用代行を行うセンターを国内5か所に保有していて、十分なキャパシティで採用活動のサポートを提供してくれるサービスです。
【採用代行サービスの費用】
非公開(依頼内容に合わせて個別見積り) |
株式会社ネオキャリアの採用代行サービスは、企業の必要性に合わせて支援内容をカスタマイズするため、料金が明示されていません。料金を確認するには問い合わせが必要となっています。
【公式サイト】
https://www.neo-career.co.jp/lp/rpo/ |
マンパワーグループ株式会社は、業務委託領域のサービスとして「採用代行・採用コンサルティング」を提供しています。
【採用代行・採用コンサルティングの特徴】
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マンパワーグループ株式会社は人材関連サービスを行う会社で、採用代行・採用コンサルティングでは年間5,000人以上の採用を支援していることが特徴です。蓄積したノウハウによってイレギュラーな事態にも対処できる対応力があり、採用完了まで伴走してくれます。
また、面接官代行や面接官トレーニングサービスを提供しているため、面接・選考の質を高められる点も魅力です。
【採用代行・採用コンサルティングの費用】
非公開(依頼内容に合わせて個別見積り) |
採用代行・採用コンサルティングにかかる費用は、業務種別や業務量によって変わります。具体的な費用については問い合わせが必要です。
【公式サイト】
https://www.manpowergroup.jp/client/rpo/ |
「core scout(コアスカウト)」は、株式会社シンギョクが運営するエンジニア採用特化のスカウト採用支援サービスです。
【core scoutの特徴】
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core scoutは、エンジニア採用に課題がある企業を中心に導入されていて、支援企業の内定を高めている実績があります。担当者が能動的に施策を提案する提案型の支援スタイルで、魅力あるスカウト文章を活用して採用まで伴走してくれるサービスです。
また、企業内の連携に課題がある場合はcore scoutの担当者がコミュニケーションハブとなり、採用施策をスムーズに進めてくれることが期待できます。
【core scoutの費用】
3か月プラン |
429,000円~/月 |
6か月プラン |
374,000円~/月 |
12か月プラン |
330,000円~/月 |
core scoutの費用は3つのプランをベースにして決まります。上記プランの他に、初期導入費として187,000円、成功報酬として入社1名につき理論年収の5%がかかる点に注意してください。
【公式サイト】
https://core-scout.com/
PRO SCOUT(プロスカウト)は、株式会社VOLLECTが提供するダイレクトリクルーティング支援サービスです。上場企業やメガベンチャーを中心に、中小企業やベンチャー企業からも採用されています。
【PRO SCOUTの特徴】
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PRO SCOUTは企業のダイレクトリクルーティングを支援していて、スカウト特化型のサービスにより700社以上の支援実績があります。
スカウト代行のほかにも、配信ログデータの提供やATS登録といった支援も提供していて、企業の要望に合わせたカスタマイズが可能です。スカウト通数の増減や採用ポジションの変更にも柔軟に対応してくれます。
【PRO SCOUTの費用】
費用 |
100,000円~/月 +通数課金 |
PRO SCOUTの料金体系は、10万円の基本料金をベースにスカウト通数によって課金される従量課金型となっています。スカウト通数を増減させることで、発生する費用の調整が可能です。
【公式サイト】
https://vollect.net/proscout_lp/ |
採用代行の費用相場は料金体系や採用する雇用形態、依頼する業務範囲によって異なります。
自社に合う採用代行会社を選ぶには、紹介したポイントやおすすめの採用代行サービス13社も参考に、予算内で利用できるサービスを検討しましょう。
料金体系が明確かつ実績豊富で信頼できる採用代行サービスを選びたい方は「StepBase 採用」がおすすめです。StepBase 採用は幅広い採用業務に対応可能で、採用ノウハウを自社で蓄積できるサポートも提供しています。
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※当記事は2025年4月時点の情報に基づき作成しております